住まいの新築をお考えの方へ

より良い住まい造りのために
ご存知でしょうか?現在の住宅の中で、99%がハウスメーカーや工務店の建設したものだということを。ですから、設計事務所が計画の最初から関わって設計した建物はたった1%しかないのです。
勿論ハウスメーカや工務店が建設した住宅でも建築家が図面を描いてはいるのですが、それは造る側からの立場で作成した図面で、住む人の立場に立ったものではありません。
私達設計事務所の責任もありますが、設計事務所について随分誤解されているようです。

今までに、お聞きしたさまざまな誤解
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敷居が高い、相談しにくい。という誤解!
建築家は一般にシャイです。人とのふれあいより一人で図面を描いている方が好きな人が多いと思います。
勿論そうでない人もいらっしゃるでしょうが、私を含めてそんな人が多いと思います。
ですから、電話で話しにくいと感じたらメールででも相談してみてください。今はご覧になって分かるように、たくさんの事務所がホームページを開いています。その中で気持ちの会いそうな事務所にメールを出してください。必ず返事があります。返事のない又は、2.3日しても連絡のない事務所は、それほど熱心にホームページを運営していないのでしょうから、あきらめて、当社にでもご連絡ください。
「気持ちの合いそうな」ということが大切です。住宅はそこに住む方を理解しないと設計できません。そのためには何度もメールの交換をしたり、打合せをします。その時に話をしていて、話が合わなかったり、感じ方が違っていたりしてはあなたにとって良い住宅にはなりません。
他人の服を着せられるように感じてしまうでしょう。感性の合う建築家に出会うには、メールは良いツールだと思います。

設計に時間がかかるので、完成が遅れそう。という誤解!
設計は十分に打合せをしなければ、始まりません。勿論、今までにたくさんの住宅を設計していますから(当社は団地を含めて過去350棟以上の住宅を設計しています。)任せていただければ、1.2ヶ月で設計は出来上がります。しかし、住む方はすべて違います。その方に合った住宅を造るためには最低でも生活パターンや趣味や家族構成をお聞きしなければなりません。十分な話し合いや、メールの交換が必要となってきます。ですから、時間がかかるといわれてしまうのです。
もし時間が限られているのでしたら、最初にそう伝えてください。そうすれば時間がなくてもさまざまな方法で予定の時間内に完成させることができます。

設計料が高いと聞いている。という誤解!
当社では住宅の設計料は、おおよそ工事費全体の6〜8%(工事監理を含む)となっています。設計料は依頼する事務所の地域によって違います。私は今茨城県で事務所を開設していますが、東京の事務所にいたときには、10〜15%くらい頂いていました。この差は事務所にかかる経費の差だとお考えください。けっして能力の差ではありません。
ただ、店舗や商業建築の場合には最新の流行などをいち早く取り入れたりしますので(それが成功するかどうかは別にしてですが)少しは都会の事務所のメリットがあると思います。
総工事費が(敷地の費用を考えずに)2000万円だとします。すると設計料・監理料は約6%として120万円です。現在の全国の住宅の平均坪単価は約55万円ですから、だいたい2坪分ということです。
設計を建築事務所に頼まないとしても、何かの項目で必ず設計料は工事費に含まれていますから、20〜30万円はかかっています。するとその差は約100万円です。
この工事費の5%に相当する金額は、設計事務所が関わることで、無駄なスペースをなくしたり、より適切な材料を使用したりということで、生み出すことができます。何よりも住む人に合った、希望するものが全て計画された住宅になります。計画によっては、希望する住宅より大きな面積にすることも可能です。それでも高いとお考えですか?

事務所の考えを押し付ける。という誤解!
設計事務所の多くは、その地域や環境に対してそれぞれの考えを持っています。そこから、住宅を発想しますので、個人の考えとは多少異なったりするかもしれません。しかし、住宅は個人の持ち物ではありますが、その一方環境にも深く関わっていきます。ですから、環境にはそれなりの配慮が必要であると思います。たとえば外観とか、外壁の色とかに関しては第三者で専門家の建築家の意見を聞くことは決して無駄にはならないと思います。
また、依頼者の希望をまるのまま図面化する設計者は考え物です。それなら建築家である必要はありません。建築家は設計や、計画のプロですから、依頼者の希望を十分に聞いた上で、それに自分の経験をプラスして計画します。ですから決して自分の考えを押し付けている訳ではなく、その基礎にはお客様の希望があるということをお考えください。

デザインばかりで住みにくい。という誤解!
確かにそういう事はあります。ただしそれは有名な建築家の場合で、その時にはかなりの高額な設計料を支払っているはずですから、ある意味でその依頼者は満足しているはずです。
プライドも依頼者にはあるでしょうから、自慢を含めて話しているときが多いように思います。私達市井の建築家は、そんなに奇抜なデザインは資金面からも、依頼者の希望の面からもできません。全ての建築家が大向こうを意識した奇抜なデザインをしている訳ではありません。
逆に大多数の方は、地道なデザインを心がけています。住宅は住み心地が大切です。勿論その中にはデザインも含まれますが、そのウェイトをどのくらいデザインに置くのかは、それぞれの建築家の考え方です。それが依頼者の方と、フィットすれば良い住まいができると思います。

建築費が高くなる。という誤解!
逆に私などは、建築家が工事に関わる方が安くできると自信を持っています。多分建築家が参加して建築費が高くなるというのは、依頼者との話し合いの中で、だんだん依頼の内容が高度になってくるためだと思います。材料一つにしても安価なものと高価なものでは、どうしても高価なもののほうが比較しますと良く見えますし、耐久性も良いものが多くありますから。
しかし、全てがそういう事でもありません。安価でも良いものがたくさんありますし、それらのデータを提供することも建築家の役割だと考えています。予算の中での間取りや、使用する材料の最適なバランス、それが一番大切ですし、建築家が参加することでそのバランスが最適なものになります。
どこにお金をかけて、どこを切りつめるのがいいかを考えています。一から十まで全てに同じくお金をかけるのは、無駄です。
多分、このような誤解を生む原因は、私達建築に関わるものの責任もあるのかも知れません。たとえば、同じ間取りにしても、いい材料で仕上たものと、安価な材料で仕上たものを比べた場合、やはり、高価な材料で仕上たものの方が、見栄えが良く見えます。ですから、心無い設計者は、平凡な間取りでも高価な材料を使用して、良く見せようとするのです。そこには、技術のよさや、プランの推考はありません。ただ、儲けの為の打算があるだけです。
そんな設計者は、多くないと信じますが、多少なりとも、存在することも事実です。ですから、これをお読みくださった、数少ない読者の皆様には、ただ、材料の高価さを自慢するような、住まいはお作りにならないように、お考え下さい。
ただし、高価でもすばらしい住まいはあります。高価だからこそ、できるデザインもあります。(私もいつか、そんなお住まいを設計したいのですが、、、)これは言っておかないと。

予算の少ない住宅はやらないと思う。という誤解!
予算は相対的なものです。どんな建物と比べているのかということです。一般的に御近所の大工さんが、坪何万円なんていているのを聞いて、考えていませんか。その建物がどんな材料でできていて、どんな間取りになっているかなんて、考えないんじゃないでしょうか。
設計事務所は、そこから考えます。どのような間取りで、どんな材料を使用したら、予算に合う住まいができるのかから考えます。お客様一人一人希望は違います。ですから、予算の多い少ないで、考えないで下さい。逆に、普通より予算が少ないと感じたら、設計事務所に聞いてください。きっといい考えを、教えてくれるはずです。
何といっても、住まい造りのプロですから、たくさんの経験から、いい答えを出してくれるはずです。
当社でも、設計の無料相談ができます。
メールでこちらまでお問い合わせください。2.3日でご回答をいたします。決してこちらから、電話や突然お伺いするようなことはありません。(第一そんなにスタッフはいません。)ですから、ご安心ください。(後から、請求書が来るなんて事もありません。)